極江雪さん【fusetter:2021/3/21より】
彼は主の置かれた状況を悲しみつつも、それでも一緒に「地獄を歩む」ことを選んでくれるんですね。
就任記念の言葉の端々からも、(こちらが思っていた以上に)江雪さんは主のことも他の刀たちのことも大切に思ってくれていたのだと実感します。
「貴方が私たちのことを戦いの道具としてだけ見ていないということで、私は救われます」
主が刀剣男士たちを単なる道具として扱ってなどいないことを彼はきちんと理解していて、それを救いだと認識してくれている。
「戦いとは関係なく、貴方が私たちを従える日が来ることを願っています」
いつか戦う必要のない日が来たとしても、共に在る未来があればと願ってくれている。
江雪さんは修行に出ることで自分の根幹を変えてしまうのではなく、これまでも心の深い場所で思い考えていたことを、もっと踏み込んだ形で言葉にしてくれるようになったのかな、と思います。
争いは悲しいものであり、戦いは厭うものであり、でも守りたいものもそれを守ろうという意思も確かにある。
そういう刀として芯のぶれない江雪左文字はやはり美しいし、彼を好きでいて本当に良かったなぁと、ただただ思いました。